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アウトランドス・ダムール |
いきなりの当時の流行的音から始まるポリスのデビュー作。そう当時はまだまだニューウェイブ前夜のパンクの時代。現実にこのポリスの三人はパンクとは程遠い場所にいたのだが、出てくるときは写真も含め当時の世相のとおりの状況になってしまっていた。当然バレバレのことなので、これを逆に話題にしての状態でもあった。ここから大ヒットしたのがロクサーヌ。売春の部分を強調され本来の内容的な部分には触れずの宣伝や、伝わりかたがあり、なぜか大量にバンドがでてしまった当時の状況を逆に物語っていた。一つ一つのバンドに触れている場合ではないの悪影響をこうむったのがポリスであったということも言える。ただあからさまに他のかき鳴らすだけのバンドとは全く違う位置にいたうえに、曲はよく、バンドも現実には一流ということもあり気が付くと世界中でに近い状態になっていった。基本はレゲェを取り入れたポップなロックバンドというのが本当のところだろう。だが、もともとがプログレやジャズ方面の出身ということもあり、かなりきれいな音を出している部分が結構あったりもする。そして当時のリズムに対する世界的に強烈な探究心というものもあり、この作品も終盤はそのような音になっている。ただしプログレでもなく、極端に厚みがあるわけではないのでポップな部分が逆に分かりやすくなっていたように思える。そう、お手軽に聞けるポップロック(そんな言葉はあるのか?)のかなりの水準の高いデビュー盤ということなのだろう。日本では発売が遅れセカンドと逆転しての発売でもあった。何気に結構懐かしい部分もあるが、まだまだ当時の日本はバブル前夜。まだ外国とは・・・・の状況だったのが懐かしい。
話題が離れすぎだが、現実にはこの作品は結構いい感じにとらえられていた。日本にも結構早めにやってきて演奏している。やっぱりこの人達はベテランミュージシャンなのだ!と、どんどん取扱いが変わっていく前夜の作品だ。しかし、いまだに内容はまだまだ有効! |
曲目 |
1.NEXT TO YOU
2.SO LONELY
3.ROXANNE
4.HOLE IN MY LIFE
5.PEANUT'S
6.CAN'T STAND LOSING YOU
7.TRUTH HITS EVERYBODY
8.BORN IN THE 50'S
9.BE MY GIRL - SALLY
10.MASOKO TANGA
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